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【先に結論】役職定年で急に仕事がなくなるのは、決してあんたが無能やからではない。管理職の決裁権と指示出し業務がまるごと消えるため、構造上起きる「当たり前」の空白期間や。
後任の上司も気を使って具体的な指示を出されへんのが普通やから、指示待ちで一日中時計を眺めてたら自分が一番しんどくなる。
最初は「何やったらええか分からん」でええ。
そこから自分のこれまでの力を活かして、「組織のスキマを埋める仕事」を自分で見つけて作っていくか、空いた時間を堂々と「定年後の準備」に充てるのが、一番賢い立ち回りやで。
朝9時、いつものようにパソコンを開く。
昨日まで何十通も雪崩のように届いとった未読メールが、パタッと0通。
カレンダーのスケジュール表を開いても、予定が真っ白。
部長時代は「頼むから一人にしてくれ、静かに仕事をさせてくれ!」と叫びたかったはずやのに、いざ本当に誰からも話しかけられんようになると、冷や汗が背中をツーッと流れる。
「会社に席はあるのに、やることが何もない…」
「ワシ、このまま定年まで空気みたいに過ごさなアカンのか…」
そう思って居たたまれなくなってるあんたに、元部長のワシから言いたいことがある。
焦らんでええ!その「空白の地獄」は、役職定年を経験した全員が一度は通る道や!
今日は、部長から担当部長にスライドして現場の酸いも甘いも味わってきたワシ、なにわのT担当部長が、「役職定年で仕事が消える構造的な理由」と「自分で仕事を作って居場所を確立する大人の処世術」を、本音で全部ぶっちゃけるわ。
役職定年で「急に仕事が消える」3つの構造的な理由
「昨日まであんなに忙しかったのに、なんで急に仕事がなくなるんや?」
まずは、あんたの心が少しでも軽くなるように、この現象が起きる会社のカラクリをバラしとこか。
理由①:決裁権・承認印・指示出しの仕事がまるごと消滅する
管理職の仕事って、突き詰めれば「決めること」と「人に指示を出すこと」や。
部下の書類にハンコを押し、予算を承認し、役員会で説明する。
役職定年を迎えた瞬間、その「決裁権」は100%まるごと後任の新部長に引き継がれる。
つまり、あんたがこれまで費やしてきた仕事の8割が、制度上、一瞬でゼロになるように設計されとるんや。
実務のプレイヤー業務をやってこんかった管理職ほど、手元に残る仕事がなくなってポカーンとしてしまうんは、当然の物理現象なんやで。
役職定年制度そのものの仕組みや年齢による変化については、役職定年の真相暴露!何歳からどう変わる?元部長が語るリアルな実態でも詳しく解説した通り、制度上そういう風に作られとるんやから、あんたが恥じ入る必要はどこにもない。
理由②:後任の若い上司が「気を使って」仕事を振れない
次に大きいのが、後任の管理職との人間関係や。
後任の上司からすれば、あんたは「つい昨日まで自分の上司やった大先輩」や。
「元部長にこんな泥臭いエクセルのデータ入力なんて頼んだら怒られるんちゃうか…」
「どんな顔して指示を出せばええんやろ…」
と、向こうもビビり倒して遠慮しとるんやな。
結果として、誰もあんたに仕事を振れんようになって、放置プレイ状態ができあがってしまうわけや。
理由③:会社側も「何をさせたらいいか」明確な指示を用意していない
これが一番の根本原因や。
日本のほとんどの会社は、役職定年制度を作って人件費を削ることには熱心やけど、「役職を降りた元管理職に具体的に何をやらせるか」という職務設計をまともにやってへん。
「これまでの経験を活かして、大所高所からアドバイスしてください」
なんてフワッとしたスローガンを掲げるだけで、毎日のタスクリストなんて用意してへんのや。
会社側がサボっとるツケを、あんたが一身に背負って悩むことなんてないんやで。
元部長が白状する!ワシが役職定年直後にやった「仕事の作り方」
ここで、ワシ自身の生々しい実体験を正直に告白させてもらうわ。
ネットの綺麗事記事には「すぐに専門性を発揮して活躍しましょう」なんて書いてあるけど、そんなん最初からできるわけがないやろ。
最初のうちは何をやったらええか分からず、正直サボっとった(笑)
正直に白状すると、ワシかて役職定年になった直後は「え、明日から何をやったらええの?」と完全に宙に浮いてもうてな。
最初のしばらくの間は、まともに仕事しとらんかった時期があったんや(笑)。
朝出社して、ニュースサイトをぼんやり見て、コーヒーを買いに行って、昼飯を何にするか考えてたら一日が終わる。
「ワシ、給料泥棒ちゃうか…」という罪悪感と、「でも誰も何も言うてこんしな…」という開き直りの間で、毎日心が揺れとった。
せやから、今「やることがなくて居心地が悪い」と悩んでるあんたも、まずは「助走期間」やと思って焦るのをやめなはれ。
数ヶ月くらい仕事のペースが落ちたところで、会社はビクともせえへんわ。
後任の上司は大雑把な期待しか言わん。なら「自分で仕事を作る」しかない
後任の若い上司も、「こういう分野で経験を活かして活躍してほしい」みたいな大枠の期待は口にしてくれるんやけど、「具体的にこの案件をこうやってくれ」という細かい指示までは出せんのや。
そらそうや、向こうかて元上司に細かく指図なんかでけへんし、自分自身のプレッシャーで手一杯やからな。
「ほんなら、指示を待っとってもラチがあかん。自分のこれまでの力を使って、組織に貢献できるスキマを自分で見つけて仕事を創っていこか」と腹を括ったんや。
そうやって自分で仕事を生み出すようになってからは、ワシ自身は「暇になって困る」なんてことは全くなくなったんやで。
これこそが、役職定年後の最高のブレイクスルーやった。
後任の若い上司は、忙しすぎて細かい現場のタスクを元部長に切り出す余裕なんてないんや。
「大枠として、この分野をサポートしてほしい」としか言ってこん。
やったら、こっちから動くしかない。
ワシがやったんは、こういうことや。
- 現場の若手がいつも手こずっている「他部署との面倒な根回し」を代わりに引き受ける
- 過去のトラブル事例や顧客との折衝履歴をまとめて、部署の「業務マニュアル」を作る
- 若手社員の愚痴や相談をランチや喫茶店で聞いてやって、現場のガス抜き役になる
誰からも指示されへんけど、「ここをやっといてくれたら現場がめっちゃ助かる!」というスキマは、社内に山ほど転がっとる。
自分の長年の経験と人脈という「武器」を使って、そのスキマを埋める仕事を自分で勝手に作っていったんや。
そうやって動いてるうちに、後任の上司からも「Tさん、ほんま助かります!」と感謝されるようになり、ワシ自身も「暇になって困る」ということは一切なくなったんやで。
担当部長としての消耗しない立ち回り方については、前にも役職定年後の働き方|担当部長・閑職で消耗しない立ち回り方で詳しく書いた通り、指示を待つのではなく「自分のペースで貢献できる場所を耕す」のが一番ラクなんや。
「仕事がない」と悩んだ時に絶対にやってはいかん3つの自爆行動
逆に、仕事がないことに焦るあまり、職場で嫌われて居場所をなくしてしまう人もぎょうさん見てきた。
これだけは絶対にやったらアカンという「NG行動」を釘刺しとくで。
NG①:焦って現場の仕事に口を出し、若手から「老害」扱いされる
一番やったらアカンのは、暇を持て余して現場の細かい実務にしゃしゃり出ることや。
「おい、その書類の書き方は違うぞ」「ワシが部長やった頃はこうやった」
良かれと思ってアドバイスしてるつもりでも、若手からすれば「口うるさい老害が口を挟んできた」としか思われへん。
権限がないのに口だけ出す人間ほど、組織で煙たがられるもんはない。
仕事は「奪いに行く」もんやない。
若手が困って助けを求めてきた時にだけ、スッと手を差し伸べるのが大人の作法やで。
NG②:「何か役に立たなアカン」と空回りして自爆する
真面目な人ほど、「給料分は働かなアカン」「役に立ってへん自分には価値がない」と自分を責めてまう。
せやけどな、役職定年で給料はすでに3割〜5割カットされとるはずや。
世間の役職定年によるリアルな減額相場や、前年住民税の罠で手取りが激減する構造については、役職定年で給料はどのくらい下がる?元部長が明かす年収減のリアルと防衛術で数字を全部さらけ出しとるから参考にしてみてな。
それやのに、現役時代と同じ熱量で成果を出そうとするから、空回りして精神的にすり減るんや。
会社が求めてるのは、あんたの華々しい大活躍やない。
「問題を起こさず、現場を乱さず、機嫌よく座っといてくれること」や。
肩の力を抜いて、自分の機嫌を取ることを最優先にしなはれ。
役職定年後の評価のカラクリについては、役職定年で評価されん、と嘆く前に。評価する側もやった元部長が「見てたもん」を白状するわでも赤裸々に明かした通り、無理に頑張ったところで評価が跳ね上がることはないんやからな。
NG③:不機嫌オーラを撒き散らして孤立する
一番みっともないのは、「ワシはこんな扱いを受ける人間やない」と腕組みしてふてくされることや。
挨拶されても無視する、舌打ちする、ため息をつく。
そんな不機嫌な態度を取ってたら、周囲はますます腫れ物に触るように遠ざかっていく。
仕事がない時ほど、ニコニコと愛想よくしとくんや。
「おはよう!」「お疲れさん!」と笑顔で挨拶できるおっちゃんになれれば、それだけで職場のオアシスになれるで。
逆転の発想!「仕事がない時間」を「自分への最高の投資」に変える処世術
もし自分で仕事を作る気分になれんかったり、本当にやることが見つからん時はどうするか?
開き直ればええんや!
「会社から給料をもらいながら、定年後の準備ができるボーナスタイム」と捉え直すんやで。
会社のパソコンで堂々と「リスキリング(学び直し)」を進める
予定表が真っ白なら、その時間をすべて「自分の勉強」に充てたらええ。
定年後の再雇用やセカンドキャリアで使えるITスキルを勉強する。
業界の最新動向をネットでリサーチする。
業務に関係する資格のテキストを画面の隅っこで読む。
仕事がないのを嘆く時間は、人生の無駄遣いや。
会社の設備と電気代を使って、自分を賢くアップデートする時間に変えてしまうんや。
窓際での時間の過ごし方については、前にも窓際で時計の針を見てるのがつらいあんたへ。「暇の地獄」を「自分への投資時間」に変える逆転の発想で書いた通り、空いた時間を自分の「陣地」に変えた奴が最後に勝つんやで。
定時ダッシュして、定年後の「第3の居場所」を開拓する
仕事がないんやから、残業する理由なんて1秒もない。
夕方5時になったら、誰よりも早くタイムカードを切ってサクッと会社を出る。
そして、街の中に自分の居場所を作るんや。
スポーツジムに通って体を鍛えるもよし、図書館で読書するもよし、馴染みの飲み屋を開拓するもよし。
定時後の充実した生活こそが、日中の職場の退屈を吹き飛ばす一番の薬になるで。
転職サイトに登録して「外の空気」を吸っておく
もうひとつおすすめなのが、社外の転職市場を覗いてみることや。
社内に一日中閉じこもってると、「自分は会社のお荷物なんちゃうか…」と視野がどんどん狭くなる。
一度、ミドルシニア向けのスカウトサイトに無料登録して、自分の職務経歴書を整理してみなはれ。
他社から思わぬスカウトメールが届いたり、「あ、ワシの経験って外やとこういう需要があるんや」と分かるだけで、社内の暇やつまらん人間関係なんて、ほんまにどうでもよくなって心がスーッと軽くなるで。
役職定年後の「仕事がない問題」に関するよくある質問(FAQ)
ここで、役職定年後の仕事の少なさに悩む読者から、ワシのところによく届く相談にまとめて答えておくわ。
Q1: 仕事がなさすぎて会社から「肩たたき(退職勧奨)」される心配はない?
A: 普通に真面目に出社して席にいれば、肩たたきされる心配はまずない。
日本の労働法は非常に強力で、役職定年になったからといって簡単にクビを切ることはできへん。
会社側も「仕事がないのは組織構造の問題」と分かっとるから、席に座って社内秩序を乱さずにいてくれれば、無理に追い出そうとはせんのや。
無断欠勤や重大な非行をやらかさん限り、堂々と定年まで居座って毎月の給料を受け取ればええで。
Q2: 周りの同僚や若手の目が気になって居心地が悪い時はどうする?
A: 「会社という舞台の役柄」やと割り切れ。周囲はあんたが思うほど気にしてへん。
「あのおじさん、一日中何やってるんやろ…」と周囲に見られてる気がして居たたまれない、というのは自意識過剰であることがほとんどや。
現場の若手は、自分の目の前のノルマや仕事で手一杯で、他人の画面をじっくり監視してる暇なんてない。
「ワシは今、閑職という役柄を演じとる名バイプレイヤーや」と心の中でつぶやいて、涼しい顔で座っていればええんやで。
Q3: 自分から「もっと仕事をください」と上司に直談判するのはアリ?
A: 「仕事をくれ」ではなく「この部分をお手伝いしましょうか」と具体的に提案すべし。
単に「やることがないから仕事をください」と丸投げすると、後任の上司は「何を振ったらええか分からんから困るねん…」と余計に頭を抱えてしまう。
そうやなくて、「若手の◯◯さんの資料作成のレビュー、ワシがチェックしておきましょうか?」とか、「あの過去案件のデータ整理、やっときましょうか?」と、具体的な作業を提案するんや。
そうすれば上司も「あ、それ助かります!」と頼みやすくなるし、自然と仕事のリズムが生まれてくるで。
まとめ:会社に振り回されず、自分のペースで定年まで歩いていこうや
役職定年を迎えて「仕事がない」と茫然としているあんた。
それは、あんたがこれまで全力疾走で駆け抜けてきたマラソンの、最初の「給水所」に着いただけなんや。
立ち止まって、深呼吸して、喉を潤せばええ。
急いでまた走る必要なんて、どこにもない。
指示待ちにならずに自分でできる小さな貢献を探してみるもよし。
割り切って自分の勉強や定年後の準備に時間を使うもよし。
あんたの会社員人生の主導権は、もう会社の経営陣や役員会やなく、あんた自身の手の中にあるんやから。
自分のペースを崩さんと、これからの時間を気楽に、おもしろがって生きていこうな!