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【先に結論】
休日まで会社のことを考えてしまうなら、「考えたらあかん」と自分を叱る前に、気がかりと次に確認することを紙へ置いてみようや。休みの日に答えの出えへん問題まで、一人で片づけんでええ。仕事を気にせず過ごせる時間を、短くても自分へ返してほしいねん。
休みの朝や。目覚ましも鳴ってへん。
せやのに、頭の中ではもう会社のパソコンが立ち上がっとる。金曜のメール、返事の短かった上司、月曜の会議で聞かれそうなこと。
こんな朝、ないやろか。
家族と昼ごはんを食べとっても、スマホが光ると手が伸びる。会社からやなかったらほっとして、何も来てへんかったら、それはそれで気になる。
身体は自宅。頭だけ出勤。通勤定期の要らん休日出勤や。
笑い話みたいに言うたけど、これ、しんどいわな。会社へ行ってへんのに、休んだ感じがせえへんのやから。
「何もしてへん一日」を、また反省してしまうんよな
せっかくの休みやし、何かせな。運動もせな。勉強もせな。親にも連絡せな。
そう思いながらソファで時間が過ぎて、夕方になって「結局、今日も何もできへんかった」と落ち込む。平日は会社で評価されて、休日は自分で自分を査定しとるようなもんや。
休日の自分にまで、達成目標を配らんでええねん。
洗濯物を取り込んだ。買い物へ行った。横になって身体を休めた。それを全部「何もしてへん」にまとめてしまうんは、自分への採点が厳しすぎへんか。
中高年になると、休みの日にしかできへん用事もあるやろ。家のこと、親のこと、自分の通院。自由時間という名前でも、全部が自由になるわけやない。
そこへ月曜の心配まで載せたら、休日の座る場所がなくなるで。
ワシも、休んだら会社が止まるような顔をしとった
ワシは部長やった頃、仕事がしんどくて、朝、駅のベンチから動けんかった時期があるねん。そのあと、勇気を出して一週間休んだことがある。
会社は、驚くほど普通に回っとった。
この話は会社に行きたくない50代の朝にも書いとるで。
「ほなワシ、いらんかったんか」と、すねたくなる気持ちもあるわな。せやけど、誰かが休んでも回るんは、組織として必要なことや。
ワシ一人の責任感で、会社の全部を支え続ける必要はなかったんやな。
もちろん「ワシが休んでも回ったから、あんたも簡単に休める」とは言わへん。代わりの人がおらん職場もあるし、当番や緊急対応を任されとる人もおる。
せやから、気合いで忘れる話より、何をいつ引き受けるんかを分ける話にしたいねん。
休みの前に「月曜のワシ」へ仕事を渡しとく
休日に思い出した仕事は、頭の中だけで何周も会議を開かず、紙やメモへ出してみるんや。
書くんは、気になること、次の一手、確認する時点。この三つでええ。
たとえば「会議資料が不安」なら、「月曜の始業後に、売上表の数字と最新版を照合する」と書く。これは使い方の例で、ワシの実際の業務記録やないで。
「失敗したらどうしよう」だけでは、休日の自分にできる作業が見えへん。具体的な確認へ置き換えられたら、続きは次の勤務時間へ渡しやすくなるやろ。
| 頭に浮かぶこと | 書いて置いとくこと |
|---|---|
| 月曜の会議が気になる | 最初に確認する資料と箇所 |
| 返事を忘れた気がする | 勤務時間に確認する相手と用件 |
| また急な依頼が来そうや | 依頼が来た場合に確認する優先順位 |
全部の不安を消すための表やないで。同じことを思い出すたびに、最初から考え直さんための置き場所や。
スマホを伏せる前に、職場の約束を確かめる
「休みは通知を全部切ったらええ」で済んだら、もうやっとるわな。
緊急連絡の当番か。何かあったとき誰が判断するんか。通常の依頼は次の勤務日でええんか。その約束が曖昧やと、結局ずっと画面を見てしまう。
確認するなら、こんな言い方をたたき台にしてもええで。
「休日に対応が必要な用件と、次の勤務日でええ用件を整理したいねん。緊急時の連絡手段も合わせて確認させてな」
実際の職場では、自分が普段使う言い方へ直してな。当番の連絡まで独断で切るんやなく、対応範囲を合わせるんや。
役職を外れたあとも、元部長やからと仕事が戻ってくるなら、部長を降りたのに仕事だけ残ったときの線引きも読んでみてな。休日の気遣いだけで抱え込まず、担当と判断する人を確認したいところや。
休日は「回復の成果」まで求めんでええ
2026年10月18日に確認した人事院月報2024年10月号の寄稿「新しい環境に適応するためのコツ」の「仕事が頭から離れないとき」の節でも、気がかりを記す方法が紹介されとる。ここでは、それを勤務日に確認するためのメモとして使う提案をしとるで。
とはいえ、メモを書いたら必ず切り替わるわけやない。書いてもまた考えてしまう日もあるやろ。
そのたび「ワシは休むんも下手や」と追い打ちをかけんでほしいねん。
散歩しても、コーヒーを飲んでも、途中で仕事を思い出すことはある。それでも、外の空気を吸った時間まで帳消しにはならへん。
「二度と考えへん」を目標にせず、気づいたら目の前へ戻る。そのくらいからでもええやろ。
休日も仕事が気になる50代の、よくある質問
Q:家で何もせず過ごすと、もったいなく感じるんやけど?
今日の体力と必要な用事を見て、何も足さへん選択をしてもええで。休日まで、自分を成長させる宿題で埋める必要はないねん。
Q:家族に「また会社のこと?」と言われたら?
「もう考えてへん」と取り繕うより、「気になっとることを一つメモしてから戻るわ」と伝える方法もあるで。家族へ解決役を頼むんやなく、今の状態を短く伝えるんや。
Q:休みの日もずっとつらいときは、どうしたらええ?
一人で工夫し続けることだけを宿題にせんでな。職場の相談窓口や産業保健スタッフなどへ、休日にも気が休まらへん状態をそのまま伝えてええんやで。
月曜の前に、日曜を一日残しておこうや
明日の仕事が気になるんは、それだけ長いこと仕事へ向き合ってきたからかもしれへん。
せやけど、気にかけることと、一日じゅう考え続けることは分けてええ。会社の先の暮らしまで考えたくなったら、役職定年後の選択肢と相談先を、必要なときにのぞいてな。今すぐ何かを申し込む宿題にはせんでええ。
今日、仕事の問題を全部解決できへんかったとしても、晩ごはんは食べてええし、好きな番組を見て笑うてええ。
笑えるほど元気がなかったら、早めに横になるだけでもええ。
現実は厳しい。でも人生はまだ続く。
月曜のワシには、月曜になったら会える。今日の自分の分まで、先に出勤せんでええんやで。