正直な話からするで。
ワシな、部長から担当部長になった初日の朝、
会社のエントランスで思わず立ち止まってもうたんや。
ワシ、今日どんな顔して会社入ったらええんやろ」
胸の奥がな、ズーンと重なって、
そのまま一歩がなかなか出えへんかった。
この記事にたどり着いたあんたも、
もしかしたら似たような気持ちちゃうか?
正直、役職定年って、こんなにきついもんやと思ってへんかった…
肩書きが変わって、
周りの態度が変わって、
仕事の中身も微妙に変わって。
その結果、こんな言葉が頭に浮かんでくる。
- なんか、みじめやな…
- 会社に居場所なくなった気がする
- 正直、やる気が出えへん
せやけどな、先に言うとく。
それ、あんただけちゃうし、
弱いからでも、甘えてるからでもない。
ワシ自身が、まさにそうやったからな。
この記事では、
30年以上JTCで働いて、課長・次長・部長まで経験して、
役職定年で担当部長になったワシが、
- なぜ役職定年が「きつい」と感じるのか
- どんな瞬間に「みじめや」と思ったのか
- 「居場所がない」と感じた本当の理由
このへんを、
きれい事抜きで、正直に話していくで。
答えを押し付ける気はあらへん。
ただな、
「一人ちゃうで」ってことだけは、
この記事を読み終わる頃に感じてもらえたら、それでええ。
役職定年が「きつい」と感じるのは、甘えちゃう
まず最初に、これだけはハッキリ言わせてほしい。
役職定年がきついのは、
あんたが弱いからでも、甘えてるからでもない。
これな、ほんまにや。
ワシも役職定年になる前はな、
正直どこかでこう思っとった。
「まあ言うても、
仕事自体は変わらんやろ」
「肩書きだけの話やろ」
……ってな。
実際なったら、そんな甘い話ちゃうかったけどな。
役職定年って、
ただの役職変更やと思われがちやけど、
実際はこんなんが一気に変わる。
- 肩書きが変わる
- 立場が変わる
- 周りからの見られ方が変わる
- 任される仕事の質が変わる
これだけ環境が変わったらな、
気持ちが追いつかへんのは当たり前や。
人間ってな、
自分で思ってる以上に、
「役割」に支えられて働いとる。
部長やった頃は、
無意識のうちにこう思っとったはずや。
「ワシは、この組織で必要とされとる」
「判断する立場におる」
その役割がある日、
スッと外される。
そらな、心がグラつく。
そう感じるのは、
ごく自然な反応や。
せやからな、
「こんなことで落ち込む自分は情けない」
なんて思わんでええ。
ワシもな、
部長やった頃は偉そうにしとったけど、
いざ自分がその立場になったら、
「あ、これキツいやつや…」
って、普通に思ったからな(笑)
役職定年がきついんは、
あんたが未熟やからちゃう。
ちゃんと会社で、
必死にやってきた証拠や。
役職定年が「きつい」と感じる理由については、
ワシ自身が一番しんどかった時の話を、
この記事で正直に書いとる👇
役職定年がつらいと感じた本当の理由|経験者が語るリアルな実態
正直「みじめや…」と思った瞬間、何が起きたか
ここからはな、
ちょっとだけワシの恥ずかしい話も混ぜるで。
役職定年になって、
一番最初にグサッと来たんは、
肩書きが消えた瞬間やった。
名刺な。
部長やった頃は、
名刺出したら、相手の目が一瞬変わるのが分かった。
でも役職定年後の名刺はこうや。
「担当部長」
……いや、
これ説明せな分からん肩書きやんか。
相手が一瞬、名刺を見て考えるねん。
「え? 部長…なんですか?」
「どういう立場なんですか?」
この一瞬の間がな、
地味〜に心にくる。
「ああ、ワシはもう“分かりやすい人”ちゃうんやな」
そう思った時、
胸の奥がキュッとなった。
もう一つ、忘れられへんのが会議や。
前はな、
ワシが言うたことは議題になった。
良くも悪くも、
「部長の意見」として扱われとった。
ところがや。
役職定年後、
同じ会議で、同じようなことを言うても、
誰も特に反応せえへん。
「まあ、次行こか」
……で終わりや。
ところが数分後、
若手がほぼ同じ内容を言い直したら、
「それ、ええな」
「じゃあその方向で進めよか」
ってなる。
……今の、ワシがさっき言うたやつやん。
心の中でそう思いながら、
ワシは黙ってメモ取っとった。
あの瞬間な、
ほんまにみじめやった。
声に出して怒るほどでもない。
でも、笑って流せるほど強くもない。
そんな中途半端な感情が、
じわじわ溜まっていく。
家に帰って、
風呂入りながら思ったわ。
みじめに感じる瞬間ってな、
派手な出来事やないことが多い。
こういう小さい違和感の積み重ねが、
一番こたえる。
せやから、
もし今あんたが、
「なんか最近、自分の扱い軽なったな…」
って感じとるなら、
それ、気のせいちゃうで。
ワシも、まったく同じ道を通ってきたからな。
役職定年で「みじめや…」と感じた瞬間については、
名刺・会議・周りの態度まで含めて、
この体験談で詳しく書いとる👇
役職定年でみじめになる瞬間|元部長が感じたリアルな現実
居場所がないと感じるのは、会社の構造の問題や
役職定年になってな、
一番しんどかった言葉がこれや。
「なんか、会社に居場所がない気がする」
これ、めちゃくちゃ多い悩みやと思う。
でもな、ここで一回、
冷静になって考えてみてほしい。
会社って、そもそも何で人を配置しとると思う?
答えはシンプルや。
「役割」と「ポスト」
これで人を並べとる。
部長には部長の役割、
課長には課長の役割。
役割があるから、
仕事が回って、
組織が動く。
せやけどな、役職定年って、
この「役割」だけを先に外す制度やねん。
人はそのまま。
でもポストはない。
それって、居場所なくなるの当たり前ちゃう?
これはな、
あんた個人の問題やない。
会社の制度設計の問題や。
会社ってな、結局は組織やねん。
情もあるし、人も大事にする。
…って言いたいとこやけど、
最終的には「ポストありき」で回っとる。
上は上で都合がある。
人件費もある。
年齢構成もある。
その結果が、
役職定年や。
せやからな、
「ワシが無能になったからちゃうか」
「もう必要とされてへんのちゃうか」
って、自分を責める必要はない。
居場所がないと感じるのは、
あんたの価値がなくなったからちゃう。
会社が、あんたの居場所を
ちゃんと用意できてへんだけや。
ワシもな、
この事実を受け入れるまで、
だいぶ時間かかった。
でもこれ分かった瞬間、
少しだけ気持ちが楽になったんや。
「なんや、ワシが悪いんちゃうやん」
「構造の問題やったんや」
そう思えただけで、
自分を責める気持ちは、
だいぶ減った。
役職定年後に「居場所がない」と感じる理由は、
担当部長という立場そのものに原因がある。
その話はこの記事が一番分かりやすい👇
役職定年後の担当部長とは?居場所がなくなる理由を解説
やる気が出ないのは普通。無理に前向きにならんでええ
役職定年になってからな、
一番よう言われた言葉がある。
「まだ働けるんやから、ええやん」
「気楽でちょうどええやろ」
「給料もらえるだけマシちゃう?」
……知らんがな、や。
正直な話、
一番しんどい時に、こういう言葉ほど刺さる。
やる気ってな、
気合いや根性で出るもんちゃう。
必要とされてる
任されてる
認められてる
この3つが揃って、
初めて自然に湧いてくるもんや。
それをやで?
役職定年で、
この3つを一気に外されて、
「さぁ前向きに頑張ろう!」
って言われてもな。
無理なもんは無理や。
ワシもな、
役職定年になってしばらくは、
朝起きるのがほんまにしんどかった。
目は覚めてるのに、
体が動かへん。
天井見ながら、
そんなことばっかり考えとった。
これな、
サボってるわけでも、怠けてるわけでもない。
心が、変化についていけてへんだけや。
せやからな、
無理にポジティブにならんでええ。
「よっしゃ!第二の人生や!」
「まだまだこれからや!」
そんなふうに思えへん自分を、
責める必要はあらへん。
やる気が出えへん時期があるのは、
ちゃんと真面目に働いてきた証拠や。
何十年も全力で走ってきた人間が、
急にペース落としたら、
息切れするのは当たり前やろ。
今はな、
無理に進まんでもええ時期や。
止まってもええ。
考えてもええ。
ちょっと愚痴ってもええ。
それも全部、
次に進むための準備運動や。
役職定年でやる気が出えへん時、
無理に前向きになろうとして、
余計しんどなった話をここにまとめとる👇
役職定年でやる気が出ない時に読む記事|無理に頑張らんでええ
それでもワシが「役職定年=終わり」やと思わん理由
ここまで読んでな、
こう思った人もおるかもしれへん。
「結局、ええ話なんか無いんちゃうん?」
……せやな。
正直、役職定年はしんどい。
せやけどな、
ワシは今、
役職定年=人生の終わりやとは思ってへん。
理由は一つや。
役職は無くなっても、経験は消えへん。
これな、
時間が経ってから、じわじわ分かってきた。
部長やった頃、
ワシは毎日それなりに修羅場をくぐってきた。
- 無茶な数字を押し付けられた
- 板挟みで頭下げ続けた
- 部下の失敗を全部かぶった
正直、ええことばっかりちゃう。
でもな、
そういう経験って、
知らんうちに自分の中に溜まっとる。
若い頃みたいに、
前に出て引っ張らんでもええ。
指示出さんでもええ。
決裁せんでもええ。
その代わりにできることがある。
後ろから支える
黙って見守る
困った時だけ手を出す
これな、
若手にはなかなか出来へん役割や。
ワシも最初は、
「そんな脇役みたいなん、嫌やな」
って思っとった。
部長やった人間が、裏方って…
プライド的にキツいやん?
せやけどな、
ある時ふと思ったんや。
役職定年ってな、
使い方が変わるだけなんやと思う。
これまで積み上げてきたもんを、
どう活かすか。
それを考えるフェーズに、
入っただけや。
せやからな、
今すぐ答え出さんでもええ。
終わったと思った瞬間が、
実は「切り替えポイント」やったりする。
もし今、
「もう出世は無理やな…」
「管理職としてのキャリアは終わりかも」
と感じとるなら、この2つの記事も読んでみてほしい👇
管理職をやめてよかったと思った瞬間|役職に縛られへん生き方
出世できないと分かったら50代はどうする?現実的な考え方
今しんどい人へ。ワシから一つだけ言わせて
ここまで読んでくれて、ありがとうな。
正直、
途中で胸が重なった人もおると思う。
せやけどな、
最後にこれだけは伝えさせてほしい。
今しんどいって思えてる時点で、
あんたはまだ終わってへん。
ほんまに終わった人間はな、
悩むことすらやめる。
- みじめやな…
- この先どうなるんやろ
- このままでええんかな
こうやって考えとるのは、
まだ「次」を探しとる証拠や。
答えはな、
今すぐ出さんでええ。
周りと比べんでええ。
誰かの成功談を無理に真似せんでええ。
役職定年のあとも、
人生はちゃんと続いとる。
ただな、
今までと同じ景色やないだけや。
ワシもまだ、
偉そうなこと言える立場ちゃう。
肩書きはなくなったし、
迷うことも、落ち込むことも、今でもある。
せやけどな、
一つだけ確信しとることがある。
役職定年は「終わり」やない。
考え直す時間をもらっただけや。
今はしんどくてええ。
立ち止まってええ。
また動きたなった時に、
少しずつ進んだら、それでええ。
ワシはな、
この記事を読んどるあんたのこと、
応援しとるで。
一人ちゃう。
またここに戻ってきたらええ。