役職定年でみじめやと感じた日の話|元部長が正直に振り返る実体験

役職定年でみじめやと感じた日の話|元部長が正直に振り返る実体験

役職定年になってな、
ある日ふと、心の奥から出てきた言葉がある。

「……みじめやな」

声に出したわけやない。
誰かに言うたわけでもない。

なにわのT担当部長
正直、口に出したら負けな気がしてな…心の中でつぶやいただけや

ワシもな、
30年以上会社おって、
課長、次長、部長までやってきた。

それなりに修羅場もあったし、
「まあ、ようやってきたほうちゃうか」
って自分では思っとった。

せやけど、
役職定年になった瞬間、
自分でも驚くくらい、心が沈んだ。

この記事はな、
役職定年で「みじめや」と感じた、あの頃の話や。

解決策も、前向きな答えも、
ここには書かへん。

ただ、
あの時、ワシが何を感じて、
何に傷ついてたか
を、
正直に残しておこうと思った。

もし今、
あんたも似たような気持ちを抱えとるなら、
「ワシだけちゃうんや」って思ってもらえたら、それでええ。

役職定年になった直後、正直どう感じたか

役職定年の辞令をもろた時な、
正直言うて、そこまでショックやなかった。

年齢も分かっとったし、
制度やいうことも理解しとった。


「まあ、しゃあないか」
「いずれ来るもんやしな」

その場では、
そんな風に自分に言い聞かせとった。

せやけどな、
数日たってから、
じわじわ来た。

会社に行っても、
なんか空気が違う。

前までは当たり前やったことが、
当たり前やなくなってる。

なにわのT担当部長
あれ?ワシ、こんなに静かな立場やったっけ…

電話も鳴らへん。
相談も来えへん。

誰かが困ったら、
自然とワシのところに来とったのに、
それがなくなった。

その変化をな、
頭では理解できても、
心が追いつかへん。


「役職が外れただけ」
頭では分かってるのに、
気持ちはそう簡単やない。

このズレがな、
後からじわじわ効いてきた。

今思えば、
この時点で、
もう心は揺らぎ始めとったんやと思う。

「みじめや…」と一番強く感じた瞬間

正直言うてな、
「みじめや」って感情が、
一気に込み上げてきた瞬間がある。

それは、
名刺を出した時やった。

そこに書いてある肩書きは、
「担当部長」

部長時代はな、
名刺を出した瞬間に、
相手の目つきが変わることも多かった。

せやけど、
今の名刺を出した時は違う。

相手が名刺を見て、
一瞬、間が空く。

なにわのT担当部長
あ、この肩書き、分かりにくいんやな…って顔してる

何か言われるわけやない。
でも、
説明が必要な立場になったんやと分かる。

その瞬間な、
胸の奥が、
すーっと冷えた。


「ワシ、
もう分かりやすい存在ちゃうんやな」

その感覚が、
妙に現実的で、
逃げ場がなかった。

この時、
初めてはっきり思った。


「役職定年って、
こんなにも人の立ち位置を変えるんやな」

それと同時に、
心の中で、
「みじめやな…」って声が聞こえた。

会議で感じた、自分の立ち位置の変化

名刺の次に、
はっきり「変わったな」と感じたんが、
会議やった。

部長の頃はな、
ええか悪いかは別として、
ワシが言うたことは一回は拾われた。

「部長はどう思います?」
そんな一言が、
当たり前のように飛んできた。

せやけど、
役職定年になってからは違う。

同じ会議に出て、
同じようなことを言うても、

「ふーん」
「まあ、次いこか」

それで終わる。

なにわのT担当部長
あれ?今の話、そんなに軽い内容やったか…?

最初はな、
「たまたまやろ」って思っとった。

でも、それが何回も続くと、
だんだん分かってくる。


あ、ワシの意見、
前ほど重く扱われてへんのやな。

一番こたえたんは、
そのあとや。

しばらくして、
若手がほぼ同じ内容を言う。

そしたら、

「それ、ええな」
「じゃあ、その方向で進めよか」

って話が動く。


……いや、それ、
さっきワシが言うたやつやん。

そう思っても、
口には出されへん。

ここで怒ったら、
「面倒な人」になる。

笑って流すほど、
まだ割り切れてもない。


この宙ぶらりんな立ち位置が、
一番、心を削った。

前に出る役割でもない。
完全に引いた立場でもない。

ただ、
会議の端に座ってる人間になった。

その現実が、
静かに、
でも確実に効いてきた。

周りの目が、やたら気になるようになった

役職定年になってからな、
自分でも驚くくらい、
周りの目が気になるようになった

別に、
誰かに何か言われたわけやない。

陰口を聞いたわけでもないし、
露骨に態度を変えられたわけでもない。

それでもな、
頭の中で、勝手に声が聞こえてくる。


「あの人、役職外されたんやて」
「もう第一線ちゃうんやな」

ほんまは、
誰もそんなこと言うてへんかもしれん。

でもな、
一度そう思い始めると、
止まらへん。

なにわのT担当部長
自分で自分を、勝手に追い込んでたんやと思う

同期が昇進した話を聞くと、
胸の奥が、ちくっとする。

後輩が偉そうに指示出してる姿を見ると、
なんとも言えん気持ちになる。


「ワシ、
もう比べられる側ちゃうんやな」

そう思うた瞬間、
急に、自分の居場所が
分からんようになった。

外を歩いてても、
知らん人の視線まで、
気になる。

もちろん、
相手はワシのことなんか、
見てへん。

分かってる。
頭ではな。

でも心は、
そんなに器用やなかった。


役職定年で一番しんどかったんは、
この「自分で自分を小さくしてしまう感覚」
やったんかもしれへん。

今振り返って思う、あの頃の自分

今やから、
落ち着いて振り返れるけどな。

あの頃のワシは、
役職と自分を、完全に一体化させてた

部長という肩書きが、
そのまま自分の価値やと、
どこかで思い込んどったんやと思う。

せやから、
役職が外れた時、


「ワシ自身が否定された」
そんな気になってもうた。

でもな、
それは事実やなかった。

役職定年は、
人を否定する制度ちゃう。


役割を切り替える制度や。

ただ、
その切り替えに、
気持ちが追いついてへんかっただけや。

なにわのT担当部長
今思えば、もう少し自分に時間あげてもよかったんやろな

もし今、
あんたが同じように
「みじめや」って感じてるなら、

それはな、
ちゃんと会社で生きてきた証拠や。

何も感じへん人間やったら、
こんな気持ちにはならへん。

あの頃のワシは、
不器用やったけど、
必死やった。

それでええ。

そう思えるようになったんは、
ずいぶん時間が経ってからやけどな。


この記事ではな、
役職定年で「みじめや」と感じた、
あの頃のワシの気持ちを、
そのまま書いた。

前向きな答えも、
すぐに役立つ解決策も、
あえて書いてへん。

それはな、
まず「そう感じてしまう自分」を
否定せんでええ
ってことを、
伝えたかったからや。

役職定年で、
みじめやと感じるんは、
弱いからちゃう。


それだけ、
仕事に本気で向き合ってきた証拠や。

今はまだ、
答えが出えへんくてもええ。

立ち止まって、
自分の気持ちを整理する時間も、
ちゃんと意味がある。

もしな、
「みじめ」以外にも、

  • やる気が出えへん
  • 会社に居場所がない気がする
  • 正直、しんどい

そんな感情が、
ごちゃごちゃ絡まってるなら、

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あんたは一人ちゃう。

またしんどなったら、
ここに戻ってきたらええ。